“遠く雲上に連なる山々 流れる清流” その自然を愛しみ育んできた人々の心に深く語りかけ、ほのぼのとしたやすらぎと安堵感を与えてくれる山水画は年中掛けとしてご使用いただけます。 画中の家は財産を守り、橋や滝は人が訪れて家が栄え、川は喜びや幸せを運び、また長寿を願って老人を描くものと古来より言い継がれております。 【水墨山水】・・・墨の濃淡を活かし、東洋的清閑、素朴さを感じさせる味わい深い作品です。 【彩色山水】・・・豊かな情景を表現し、潤いのある色彩が安らぎをもたらしてくれる作品です。 |
松竹梅 |
松竹梅はめでたいものとして古来より用いられ、お祝いには欠かせない存在となっています。 松竹梅がめでたいのは 松は常に緑を保ち、竹は弾力性に富みながらもまっすぐに育ち、梅は早春に葉に先立って花を咲かせ、薬用にもなる実を成すことからです。 |
鶴 亀 | 「鶴は千年 亀は万年」と言われるように、どちらも長生きをする動物の代表です。仙人に使える吉鳥夫婦鶴と海神の使者万寿亀を配した絵柄は長寿祈願にふさわしいと言えるでしょう。 |
高 砂 | 高砂の浦で相生の夫婦となった謡曲「高砂」の故事にならった縁起図です。にこやかに微笑む尉と姥は、末永く契り合う夫婦の理想を表す千年松の精で、夫婦円満、健康長寿と吉祥を願います。 |
蓬莱山 | 中国三神山の一つといわれ東方海上にあって仙人が住み、瑞鳥鶴が舞い黄金の楼閣がそびえる不老不死の里とされています。限りない浄福の趣は慶賀の席に格調を漂わせることでしょう。 |
富 士 | 雄大にそびえる霊峰富士。古来より神の山と崇められ、そのゆるぎない威厳と風格は美を超えた生命力の象徴とされています。 |
日の出 |
天空へ昇りゆく旭日にご一家の繁栄、昇運、吉兆を願いお正月等の祝賀の席に掛けます。人生の岐路にある時など「将来が開けますように」の願いを込めて用います。 『旭日波』・・・・旭の背景に大海原を用いるのは、時には静かに、ある時には躍動豊かに変遷する波の様子が世情によく似ているからです。静かな波は家庭円満を表し、荒波は試練に耐えてこそ大願成就がなされることを表します。 |
七福神 | 寿老人は寿命、大黒天は裕福、福禄寿は人望、恵比寿は清廉、弁財天は愛嬌、毘沙門天は威光、布袋は大漁の意を表し 繁栄、昇運、吉兆のしるしとされています。 |
達磨(だるま) | 「七転び八起き」・「だるまに目をいれる」は忍耐を象徴する典型で、人の一生を考える時 苦楽を伴にせずして人生を語れないことを示唆しています。 |
福助・お多福 | 商売繁盛はもちろん家運隆盛の願いが込められています。 |
四 君 子 (蘭竹梅菊) |
中国古代王家の家紋である蘭・竹・梅・菊を総称して四君子と言います。 蘭は花びらの形が同じものはないのを珍重され万物を浄化し、竹は雪の重みを堪え忍び、梅は春に先駆け寒中に花を咲かせ、菊は多年草の仲間で年を越して花弁を豊かに咲かせるため、長寿・忍耐・清浄という人間の願いを込め画題に重用されることが多いようです。年中掛けとしてご使用いただけます。 |
牡 丹 | 牡丹は富貴花・王華とも呼ばれ、上客をもてなす時や初夏を彩る風物詩として珍重されています。年中掛けとしてお使いいただいてもかまいません。 |
南 天 | 南天は「難を転ずる」ことに通じ、魔除けや人生の機転などに縁起の良いものとされています。また冬を代表する画題でもあります。 |
竹に雀 | 厄難をついばみ福運を運ぶ雀が、素直さを象徴する竹とともに描かれる様は、私たちが普段営む生活にこそ幸福の原点があることを教えてくれます。年中掛けとしてお使いください。 |
猛 虎 | 「八方睨み」の虎は上下左右どこから見ても外的を睨んでいるように描かれています。このことから、魔除けや家内安全の願いを込めて用います。また虎は一日にして千里行って千里帰るといわれ、外出の無事を祈って用いられることもあります。 |
昇 龍 |
登竜門の逸話に、黄河上流の「竜門」を跳んだ鯉が化身したともあるように、万難を排して目標成就に努力を志せば道が開かれることを示唆しています。 龍の持つ如意宝珠は願いを事をかなえる神通力を持ち、龍には立身出世や商売繁盛、家内安全を願う意味があります。 |
鯉 |
鯉の勢い盛んな様は立身出世の象徴ともされ、縄張りもなく争うこともなく穏やかに泳ぐ姿は家庭円満の手本になっています。また夏を代表する画題でもあります。 『松鯉』・・・・松に鯉をとりあわせた「松鯉」は「勝利」 に通じる縁起の良い絵柄です。端午の節句に鯉のぼりを飾るのも、そのいわれに習ったものです。 |
六字名号 |
『南無阿弥陀仏』は仏陀に帰依することを表します。 この念仏を唱えることで、御仏の高い徳によって迷える者を無量の慈悲で包み、大いなる福寿を授けてくれます。 |
般若心経 | 迷いや事物に捕らわれ執着することから離れ(一切空)の境地が開けたところに事物の真相を見抜く知恵を授かることができるという禅宗の経典で、釈迦牟尼仏を本尊としています。 |
観 音 | 観音様は極楽浄土で阿弥陀如来の脇侍として勢至菩薩とともに最高位にあるとされています。外部からの七難・人間内部からの三毒を除き、内外両面からの欲求を適えるという功徳を「法華経」の中の観音経に説かれています。 |
お雛様 | お雛様は、平安時代に「ひいな遊び」として始まり、後に健やかな成長と幸せを願うお祭りとして行われるようになりました。三月三日の桃の節句にはかかせません。 |
武者 | 凛々しくたくましい男子の成長と出生を祈願し端午の節句、男子誕生お祝い、また常用掛軸として幅広くご使用ください。 |
天神様 |
菅原道真公は平安時代を代表する政治儒学の巨頭で教育の祖と言われています。現在でも北野天満宮に天満天神として奉られ、学問の神として全国の人々の信仰を集めています。 その意味から道真公の掛軸はお子様の成長と学業成就の願いをこめて、る正月より道真公の命日である1月25日までを天神の日としてお掛けください。 |